ウルトラマン
塾の子どもに「将来何になりたいの?」と半ば叱りながら聞いた。
子どもは100%の冗談で「ウルトラマン!」と答えた。
ウルトラマン。
どう生きたらなれるんだろう。
そう思ったら、その子どもととことん“ウルトラマンの作り方”について話し合いたくなった。
ウルトラマンになりたいっていうのもいいじゃないか、うん。
こういう些細なことに囚われてしまうから、私は教師に向かないんだ(笑)
私は子ども、中学生と言いながら彼等を人間としてみている。
思春期前だから諭すような扱いは難しいのだけど
そういう見方の方が、自分も相手も愛せる気がするから。
つくづく私はナイーヴな人間だと思う。すごく不条理に生きにくい、とも思える。
自嘲ではなくて。かなりこのナイーヴさには滅入っている。もう少しタフになりたいものだ。